107日目:ダメージ増加と攻撃力増加はどちらが強力か
『物理・魔法ダメージ増加+%』と『物理・魔法攻撃力増加+%』では、違いがあるのか?違いがあるなら、どちらがどの程度強力なのか?
計測によって確認してみました。
仮説
減算防御力による減算前のダメージを増やせる【攻撃力増加+%】の方が、減算後のダメージを増やす【ダメージ増加+%】よりも有利なのではないか?
検証方法
仮説が正しいか実測によって明らかにします。
- 装備によるステータスボーナスが同じになるように、ダメージ増加%と攻撃力増加%の2パターンの装備を用意する
- スイムスーツ + 思い出の桜:全ステータス+3、ダメージ+2.50%
- ファンタスティックムーン:全ステータス+3、攻撃力+2.50%
- ステータスによる影響を確認するために、以下の2パターンのステータスを用意する
- すべて1(初期値)+補正値
- Strのみ99+補正値
- 対象防御力による影響を確認するために、以下の2種類の対象を攻撃する
- かかし(中型・Def?)
- グラウンドプティット(中型・Def99)
装備とステータスの組み合わせ4パターンで、2種類の対象をそれぞれ50回ずつ(合計400回)攻撃し、メインウェポンダメージを記録する。
それぞれのダメージ平均を求め、比較する。
詳細ステータス
計測時の詳細ステータスは次の通り。物理ダメージ増加と物理攻撃%のステータスはほぼ同じ値になっています。
装備 | Str | 物理攻撃 | 精錬物理攻撃 | 物理ダメージ増加 | 物理攻撃% |
---|---|---|---|---|---|
スイムスーツ + 思い出の桜 | 1+46 | 1,451 | 316 | 28.54% | 26.70% |
スイムスーツ + 思い出の桜 | 99+46 | 1,977 | 316 | 28.54% | 26.70% |
ファンタスティックムーン | 1+46 | 1,476 | 323 | 26.04% | 29.20% |
ファンタスティックムーン | 99+46 | 2,011 | 323 | 26.04% | 29.20% |
集計結果
結果を次に示します。
仮説とは逆で、いずれのケースでもダメージ増加+2.50%の方がダメージが大きい結果となりました。
ダメージ増加+2.50%の方が、攻撃力+2.50%よりもどれだけ大きいかも表にしました。
グラウンドプティットへのダメージは、かかしのそれよりも差が小さいことがわかります。
まとめ
少なくとも計測に使用したヤマダの装備状況においては、次のことがわかりました。
- 対モンスター戦では、ダメージ増加+%の方が若干有利
- Strの値は結果に影響を与えない
- 対象のDefが上がると、ダメージ増加と攻撃力増加の差が小さくなる
- グラウンドプティット(Def99)ではほとんど変わらない
- 対人など対象の防御力が高い状況では逆転する可能性がある
仮説では、減算防御力の影響から攻撃力増加の方が有利なのではないかと考えたが、少なくとも対モンスター戦においては、ダメージ増加+%の方が有利であることがわかりました。(防御力の影響が小さすぎる?)
また、詳細ステータスの物理ダメージ増加と物理攻撃%によって、また結果が変わってくるかも知れません。具体的には、物理ダメージ増加%がすでに十分に高い場合、乗算計算の都合で、物理攻撃力増加の方が効率よくダメージを増やせる可能性があります。